モックンが素敵すぎる「プロフェッショナル」を見て
まず、こちら見ましたか?
ファンなら100%チェック済みとは思いますが
モックンの素顔を?垣間見れたかと。
たとえば、自宅での過ごし方すら
カメラが入るということで既に日常ではないわけで
「作られた画」だと意識するモックン。セリフの練習の振りをする。
ドキュメンタリーであっても演出は入りますからね。
これが隠しカメラで本当に内緒で秘密の隠し撮りなら
もっくんのリアルな私生活を盗み撮り、となるのでしょうが
それではソフトにならない、ということを
モックンもNHK側の番組の作り手も共通認識であります。
有名人を家族に持つプレッシャーについても語られましたが
私個人的に思ったのは、本当の本木家の家族、埼玉でしたっけ?は
まったく言及されないのはどうして?
そこは秘密なのかな?
子供とのふれあいシーン、ダダの作るおにぎりが美味しい、と
言わせるのも微笑ましく見れましたね。
自分の出た番組を見ながらひとりごとを大きな声でツッコミ入れたり、わめいたり、機嫌が良くなったり悪くなったり、
いろんなモックンが見れたのは本木雅弘ファンとしてはとてもうれしい番組でした。
その一方、歴史好きな私としての視点で見る本木雅弘「斉藤道三」についてはちょっと辛口です。
「プロフェッショナル」内でたしかにモックンは
「見た目が大事だ」と言っております。見えないことにこだわっても仕方なく、見えることにこだわりたい、結果として表情など見た目にこだわる、それが役者、のようなことを言っておられました。
それなら、もうちょっと歴史のことも勉強されただろうか。そもそも油売り?から稲葉山城主に成り上がった設定の斉藤道三(利政)はもっと飄々と、しらを切りながら生き抜いてきたような図々しさ、言うならば羽柴秀吉のような用意周到さであったり低い身分から玉の輿を狙うような狡猾さで生き抜いてきたおじさんではないだろうか。
今の世なら平社員から世渡り術で出世をたくらむ無能?あるいみ有能?社員。
義龍に「父上は信長がそんなに気に入られましたか?!」と問われた際に、
利政「あぁ…気に入ったぁ」といやらしい顔でもったいぶって答えるシーンは
まったく意味がわかりません。脚本の人、演出の人、
モックンのせいじゃないかもですが、あれはないよ。
「斉藤道三」になんか悪いイメージづくりしてるのかもですが
明智光秀も使える斉藤家としての動きをドラマとして伝える上で
余計な着色しないで、斎藤家目線での行動を追ってみてほしい。
「プロフェッショナル」の中でも「ヒールを演じる」としてましたがいや斉藤道三が「ヒール」なんて誰が決めたの?
あきらかに平和な社会で反社会的な存在だったらそうかもしれませんけど、みな生き延びるために必死な訳です。ほんと「ちょっと待てぇ!(by相席食堂)」です、NHKさんよ。
その辺りの持って生き方が感情移入を邪魔してると思うよ。
岐阜には岐阜の戦略があり、尾張との駆け引き、家中での争い、それぞれの思惑はあるでしょう。
ただ、現代において自分の会社の中を見回してはどうだろう。
派閥とまでいかなくても、グループがあって、年齢的、仕事ができるできない、足を引っ張る古株、
と書いて、ひらめいた。(続く
|
#モックン演じる斉藤道三について